ボサノヴァの女王が語る「37年目の原点」——ブラジルと日本を繋ぐアコースティックな夜明け【2026年独独占取材】
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父がサンパウロで経営していたナイトクラブ「クラブ・ジノ」。幼少期の彼女は、そこで本場のトップミュージシャンたちの生演奏を子守唄代わりに聴いて育った。10歳で帰国し、十代後半からギターを本格的に手に取った。
ブラジル特有の「サウダージ(切なさ・郷愁)」と、日本の「侘び寂び」。相反するようで根底で繋がる2つの美意識が、彼女の音世界には見事に同居している。静けさの中に漂う微かな情熱。それが、国境や言語を超えて人の胸を打つ理由だ。